受賞作品
グランプリ
A Certain Town in the Days
谷耀介
COVID-19の問題が縮図となって表れた、横浜埠頭のダイアモンドプリンセス号。 そのすぐそばで影響を受けた石川町を描く、ドキュメンタリーアニメーション。 悲劇が続くその日々のなかで、目に見えない不安と祈りを原動力に、新しい日常へと町は動いていく。
谷耀介
準グランプリ
cobalt
水野勝規
昨今、雨の恐ろしさを痛感する反面、一瞬にして変わっていく景色に魅力を感じる。ある日の夕立、乾いたアスファルトが雨に濡れて染まっていく光景を表現してみた。
水野勝規
特別賞
ねじけたつま咲き |gomaora
17歳の世界は可能性に満ちた、だだっ広い海辺のようでありながら、実に狭い範囲で、人を好きになったり、絶交したり、些細なことに浮いたり、 沈んだりを繰り返し生きています。ただそこには、大人になるにつれて失いつつある 「正義感」や「モラル」といったものが確かにあって、その10代のもつ美しい感覚、感情の流れを映像にしてみようと試みた映画です。
gomaora
特別賞
MAKE|Nanako Kato
哲学者、シモーヌ・ド・ボーヴォワールが残した「女に生まれるのではない。女になるのだ」という言葉から着想し、女性が、もしくは私自身が女であるために理想化された価値感を今日もせっせとたいらげている事を表現しました。映像内の花は、その理想そのものです。
Nanako Kato
特別賞
音景|三木祐子+金崎亮太
ありふれた日常に溢れかえっている音を、オノマトペと呼ばれる擬音語、擬態語を使って再現した作品です。言葉や音階の間にひそむ無数の存在にあらためて焦点をあて、無意識を意識化、透明を不透明化することを試みています。
三木祐子+金崎亮太
特別賞・市民審査賞・グッド賞
空蝉|鳥居史郎
それは、とても暑い夏の日だった。頭上から降りかかってくるような蝉時雨の中、ふと、足元を見ると、地面にセミの抜け殻がコロンと転がっていた。そんな光景を見た時、蝉の命の、あまりにも短い儚さが、なぜか、男女の関係と重なった。外見的には儚く見えるけれど、内に秘められた濃密な生命、恋愛を、映像と音で表現したかった。
鳥居史郎
入選作品
そらくじらと ひとりぼっちのロボット|造形集団 animato
真ん中に向く(スピッツ「快速」)|川口洋子
GUTIC MORPHOLOGY Limited Unlimited Drawing (P35)|山岡敏明
自己PR放送|Omult.Venzer
VISIBLE|AKITO SENGOKU
赤光|長谷川謙之直
TIME|小鳥海ミナミ
Elysium|船木翔央と佐藤祐貴
neighboring|三本木歓